矯正歯科

矯正治療について

矯正治療についてのイメージ

矯正治療を希望する患者さんのほとんどは、不正咬合(咬合異常)による審美的障害を訴えて来院します。これは不正咬合による口腔機能の障害が、極端な症例を除き、一般にいろいろな補償機能が働き、日常生活ではそれほど自覚されないためと思われます。しかし患者さんをよく診査してみると、いろいろな生理的、または病理的な障害を引き起こしていることがわかります。したがって矯正治療の目的は、単に不正咬合による審美的障害を取り除くだけではなく、くわえて正常な口腔機能が営めるような咬み合わせを確立することにあります。

歯には、力を加えられると力が加えられた方向に移動する性質があります。その性質を利用して、適合する矯正装置を装着、歯に一定の力を持続的にかけて少しずつ動かし、悪い歯並びや噛み合わせ、いわゆる不正咬合(咬合異常)を治すのが歯列矯正です。

ただし、不正咬合(咬合異常)のほとんどは、もともと正常だったものが崩れたのではありません。大人の方で歯並びや咬み合わせに異常のある人の多くは、子どもの時から異常を有していることが多いのです。よって、矯正治療とは「元の状態に戻す」ではなく「理想の状態を新たに創りだす」治療といえます。

したがって矯正治療では、まず個々の患者さんにとっての理想を明確にする必要があります。そしてその理想を実現するためには、豊富な経験、知識に加えて高い芸術的センスが要求されます。

治療を施す歯科医師によって結果にばらつきがでてしまうのは、矯正治療が『科学』であり『芸術』だからなのです。

エステティック・ライン(E-line)とは

エステティック・ラインから口もとがでていませんか?

E-Line

エステティック・ライン(E-line)とは、鼻の先端と顎の先端に接する線分のことです。
東洋人の骨格では、このラインに上下の口唇が接するかやや後退している状態が美しいとされています。こういった感覚を人が本能的に有する事は科学的にも証明されています。

日本で矯正治療の必要な人の多くが、このエステティック・ラインよりも口唇が突出している事が多く、これを改善するには前歯を後退させる必要があります。(白人は逆に前歯を突出させる方が良好な結果を生むことが多いようです)

また、前歯を後退させるのは顔の美容だけが目的ではありません。
前歯を後退させる事で、口唇が閉じやすくなり、歯周病やう蝕のリスク軽減に役立ちます。そのほか、口唇閉鎖時間が長くなるので、後戻りの度合いも小さくなると考えられています。

歯並びチェック

上顎前突(じょうがくぜんとつ) 上顎前突(じょうがくぜんとつ)

いわゆる「出っ歯」といわれるもので「下顎遠心咬合(かがくえんしんこうごう)」とも呼ばれます。
上顎の過成長、あるいは下顎が上顎より奥に引っ込んでいる状態のことです。
学校保健法での判断基準では、上の前歯が下の前歯より8㎜以上出ているものとされています。

下顎前突(かがくぜんとつ) 下顎前突(かがくぜんとつ)

「受け口」といわれるもので、骨格的に下顎が大きい状態のことです。学校保健法での判断基準は、3本以上の歯が上下反対の咬合になっているものとされています。
上下の前歯が、前後逆に噛んでいる「反対咬合」になる場合もあります。

開咬(かいこう) 開咬(かいこう)

奥歯をしっかり噛んでも前歯が咬み合わずに上下の歯にすき間ができてしまう咬み合わせのこと(逆に前歯を咬み合わせても奥歯がかみ合わない場合もあります)。
学校保健法での判断基準は、奥歯を咬んだ時に上下の前歯が6㎜以上すき間が出来るものとされています。

叢生(そうせい) 叢生(そうせい)

歯が生える場所が足りなかったりして、歯がでこぼこに生えている状態のことです。「八重歯(やえば)」といわれたりもします。また、「捻転(歯が正面を向かずにねじれて生えている)」というものもあります。
学校保健法での判断基準は、歯がたがいに4分の1以上重なり合うものとされています。

過蓋咬合(かがいこうごう) 過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯列が下の歯列に覆ったような状態で見えなくなってしまっていることをいいます。
これは、上の前歯が下の前歯に対してかみ合わせが深くなっていることが原因です。

交差咬合(こうさこうごう) 交差咬合(こうさこうごう)

前歯と奥歯をくっつけた際に、左右のいずれかの奥歯か前歯が横にずれている状態のことをいいます。

正中離開(せいちゅうりかい) 俗に「すきっ歯」と呼ばれるものです。専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれるのですが、歯と歯の間にすき間が出来てしまっている状態をいいます。

俗に「すきっ歯」と呼ばれるものです。専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれるのですが、歯と歯の間にすき間が出来てしまっている状態をいいます。

切端咬合(せったんこうごう) 切端咬合(せったんこうごう)

上下の前歯がまっすぐに生え、先端がちょうど合わさっている状態のことを指します。

大人の矯正

本来、歯には力を加えられると力が加えられた方向に移動する性質があります。
その性質を利用して、適合する矯正装置を装着、歯に一定の力を持続的にかけて少しずつ動かし、悪い歯並びや噛み合わせ、いわゆる不正咬合を治すのが歯列矯正です。

治療の流れ

1カウンセリングのイメージ 1カウンセリング

現在歯並びでお悩みになっている内容を詳しくお伺いし、それぞれの患者様の状況に合わせて最適な治療方法をご提案します。

検査・診断のイメージ 2検査・診断

レントゲン検査や歯型の採取、顔や口の中の写真撮影など診断に必要な検査を行います。検査結果をもとにご納得がいくまで現状や今後の治療方針についてご説明します。
患者様には要望をおっしゃって頂き、今後治療を行うかどうか判断をして頂きます。

装着・治療開始のイメージ 3装着・治療開始

治療方針にのっとり矯正装置を歯に装着します。初めの数回は装置を取り付けるために60分ほどのお時間がかかります。
その後は15分程度です。治療の内容や症状によりますが装着後は、1ヵ月に1回のペースで来院していただき、矯正装置の調整やワイヤー交換を行います。

保定治療のイメージ 4保定治療

歯が移動して装置が取れた後でも、何もしなければ少しずつ歯は元の位置に戻ろうとします。
移動した歯を支える歯槽骨(顎の骨)や歯周組織が安定するまで、保定装置を装着します。通院は3~6ヵ月に1回です。

メインテナンスのイメージ 5メインテナンス

噛み合わせは姿勢や生活習慣などで変化するため、保定装置が外れた後も、定期的(3~6ヵ月に1回)なメインテナンスが必要です。

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